日記・コラム・つぶやき

2018年7月 9日 (月)

(313)梅雨は明けたが・・・

ここ1週間ほど雨空が続き、終盤には西日本にどっさり大雨を降らせて、今年の梅雨もまた大水害を引き起こしてしまった。死者、行方不明合わせて200名を超え、まだ増えそうである。

 

今さら地球温暖化のせいだと言われても、それはとっくに分かっていた。犠牲となられた各位には申し訳ない言い方になるが、日本も含め自国利益優先で有効な手だてを打てなかった人類という反地球的生物への自然からの報復と受け取るしかない。

 

そして今日、平年よりはるかに早く梅雨が明けた。

 

先日、櫻井よしこ氏が「小泉元首相の壮大な間違い」なる一文を書いていた。原発廃止を訴える小泉氏がいかに科学的に無知であるかを述べ、反原発では共産党や小沢一郎と組むことを無節操と断じている。元首相を「無責任の極み」と罵っている。

 

原発を廃止して太陽光に依存した場合、雨の日は発電量が激減する。もし大停電が起こったら、たとえば病院での生命維持装置が動かなくなる。患者へのダメージをどう考えるのか、という情緒的な内容でお話にならない。こうした人が、安倍政権を支えているのである。憲法改正でも中途半端な安倍方式(九条を全面的に書き直すのではなく、ただ自衛隊という名前を書き込むという姑息方式)を現実的な方法であると評価している。

 

小泉氏は首相当時、原発は安全だと聞かされていたがそれは間違っていたと率直に認め、福島の原発事故を経験した今、過ちを改めることをためらってはいけないと言っている。この姿勢がはたして「無責任の極み」だろうか。

 

櫻井女史はこうも書いている。東京電力の社長が、福島第二発電所(F2)の廃炉を検討していると言っているが、F2は、事故当時所長以下が決死の覚悟で守り抜いた原発である。原発事故収束の模範的事例として世界から称賛されている。この原発を廃炉にするのか?と。F2を守り抜いた判断力と行動力があれば、日本の原発は安全になるとでもいうのだろうか、これもまた噴飯もので、ずいぶん荒っぽい議論をするようになったものである。

 

梅雨は明けたが、日本を取り巻く世界情勢はいっそう混とんとしてきており、ジメジメとした日本政界になかなか展望は開けない。拉致被害者の救出へ政府がどのように取り組んでいるのか、さっぱりわからない。

 

 

2018年6月30日 (土)

(312)6月のサマリー

まず、サッカーのワールドカップ。本番2か月前の監督交代があり、誰もが日本の予選リーグ敗退を覚悟していたと思うが、最初にコロンビアを破る大金星、つづくセネガルも2-2の引き分けで大健闘。

 

ところが3戦目のポーランド戦は0-1の負け、同時に行われたセネガル×コロンビアが0-1でセネガルの負け。日本とセネガルとは、勝敗数も同じ、得失点差も同じ、直接対決も引き分けのため、フェアプレーポイントの差で何と日本が予選リーグを突破した。

 

この結果を得るために西野監督が、負けているにも拘わらず、最後の10分、ボール回しの指示をしたことが物議を醸している。もし他会場でセネガルがゴールをしたら、このボール回し(とてもフェアとはいえない)は何と言われただろう。結果オーライとなったが、前の2試合の大健闘は帳消しとなったというべきである。

 

「フェアプレーをないがしろにして、フェアプレーポイントで勝ち上がるとは」(英紙)とか、アイルランド監督には「日本のことを好きになっていたが、次戦でボコボコにされてほしい」と言われる始末。サムライと讃えられた日本が、今は「恥ずかしい」、「茶番」などとバカにされている。筆者も西野監督の判断には失望した。代表監督を解任されたハリルホジッチ監督の意見を聴いてみたい。決勝トーナメントのベルギー戦はさてどうなる。

 

今月のビッグニュースは、初の米朝首脳会談開催であった。米朝の駆け引きは凄まじく最終的にはどういう結果になるか神のみぞ知るであるが、初戦はトランプ氏の敗北と見る人が多い。北が核施設の爆破のパフォーマンスをしたのに対し、「体制保証」や「在韓米軍の縮小」を約束したこの変人の頭の中はいったいどうなっているのか。今のところ北朝鮮のやんちゃ坊主の思うままになっている。安倍さんは、アメリカ頼りでは何事も進まないことに、もうそろそろ目覚めてほしい。

 

大阪拉致議連は272名で明日発足する。維新108、自民78、公明39、共産22、その他25。まさに超党派議連の誕生である。もちろん作っただけでは意味はない。これから何ができるかだ。そう分かっていても、まずは良かった。充実感はある。

 

今日、月の締めくくりに、びわ湖ホールで、イタリア・バーリ歌劇団の「イル・トロヴァトーレ」を観てきた。10年以上前になるが、バーリの街を訪ねたことがあるので、懐かしさからぜひこの公演は観たかった。演目は何でも良かったのだが、いかにも西洋らしい内容の「イル・トロヴァトーレ」。イタリアオペラを満喫できた。

 

6月だというのに昨日関東では梅雨が明けたという。何と。今年も長~い夏になるのだろうか。

 

 

2018年6月20日 (水)

(311)大阪地震が来た!

一昨日618日(月)朝、久しぶりの休日でまだ布団の中にいた758分、突然家が揺れ始めた。大きい!と直感し、箪笥のようすを眺めながらジッとしていた。まもなく携帯が緊急地震警報を鳴らし始めたが、あきらかに携帯のほうが遅かった。震源地が近いということか。時間はみていたわけではないが、20秒余りしたころ大きな揺れは収まってきた。

 

震源地は高槻市あたりらしく、その後の気象庁の発表では、最大震度6弱、震源の深さは約13km、マグニチュードは6.1の直下型とのこと。自宅あたりは震度4といわれるが、実際はもう少し大きい感じがした。

 

部屋の中は部分、部分で物が散らばっていた。家具の位置がわずかづつ動いてはいたが、観音開きの食器棚などは扉が少し開いた状態で、辛うじて食器が落ちて割れることはなかった。もう30秒くらい揺れ続けたらひどい状態になっただろうが、良かった、助かったと思ったが、その後庭に出てみると漆喰の塊が落ちていて、不安な気持ちで上を見上げると屋根が損傷を受けているようだった。さっそく業者に来てもらったら、見えないところであちこちズレが起きているとのこと。周りの家も大なり小なり、屋根がやられているようだ。修理費用はと訊くと、安くはない金額が示された。嗚呼。

 

出勤途上の時間帯に地下鉄をはじめすべての電車が止まってしまったので、通勤する人たちは大変だったよう。また北摂地方はインフラが被害を受け、マンションではエレベーターが停止。超高層マンションに住む人たちは大変だったようだ。

 

23年前の阪神淡路大震災と比べると、火事もほとんどなく、被害の規模は比較にならないが、一連の地震で、関西での地震活動が一気に活発になってきたことが証明され、南海地震など、今後ますます油断がならなくなってきた。今朝がたも余震がきて落ち着かない状態が続いている。

 

先週は金、土、日と、仕事が続いて大阪に出ていたので、一日でも早く地震が起きていたらと思うとぞっとする。自然災害には逆らえないが、心がけひとつで被害を減らせることはできる。またひとつその仕事が増えたというわけだ。

 

 

2018年6月12日 (火)

(310)議員に議連参加を訴える

大阪ブルーリボンの会では、年初から大阪府議会、大阪市議会、堺市議会をはじめ関係先に「大阪拉致議連の設立」を要望してきましたが、その後、趣旨をご理解いただいた17人の議員の皆さまが準備委員に就任いただき、当面の事務局を大阪ブルーリボンの会がお引き受けすることで推進することが決まりました。

5月の連休明けには27人の議連設立発起人が決定し、5月下旬から順次44自治体総数1002名の議員の皆さまに「大阪拉致議連設立と設立総会の案内状」を発送いたしました。

 

国民的課題である拉致被害者の救出はもちろん政府の仕事であり、いま安倍首相は全力を尽くしているものと思いますが、残念ながらいつ救出が叶うのか見通しすらつかない状況にあります。一日も早い救出を実現するため私たち国民すべてが関心を持ち、政府の背中を強く押していくべき時期です。そのために地域のリーダーである地方議員の先生方に先頭に立っていただき、できる限りの行動をお願いしなければなりません。超党派での議連にこだわるゆえんです。

 

拉致被害者は何の罪もないのに突然拉致されたわけですから、どこの家庭で起こったとしても不思議ではなく、よって決して他人事ではありません。平和な日本に、あってはならないことが起こり、帰国した5人以外の数百人ともいわれている被害者の方々は、40年以上も人権無視の北朝鮮に放置されています。この状態を横田早紀江さんは「日本という国家の恥です」とおっしゃっています。

 

大阪府下すべての議員の皆さま。

おひとりおひとり、拉致事件の異常さをあらためて考えていただき、被害者救出のため、拉致問題の啓発のため、自分は何ができるか、考え、行動いただけませんか?ブルーリボンバッジを着けて、救出への意思を表わしていただけませんか?全議会で、もう一度「ただちに拉致被害者救出を!」という議会決議をしていただけませんか?

 

府民の皆さま。

最大の国家犯罪であり、最大の人権侵害である拉致事件を許さず、拉致被害者の救出のために頑張ってくれる議員を、私たちの命と暮らしを守る真の政治家として応援してください。そんな議員を増やすために、地元の議員に拉致議連への参加を求めてください。よろしくお願いいたします。

 

北朝鮮国民は全員、国家の指示で「金日成バッジ」の着用を義務づけられています。拉致被害者の救出はこのような国との闘いなのです。すべての日本国民が、自らの意思で「ブルーリボンバッジ」を着用したとき、戦争をすることなく、この独裁国家に勝てる、私たちはそう考えています。

 

 

2018年5月28日 (月)

(309)届かなかった中曽根氏の手紙

昭和58年に中曽根元首相が書いた「田中角栄氏への手紙」全文が新聞に掲載された。東京地裁におけるロッキード事件、懲役4年の実刑判決が出た盟友の角栄氏に議員辞職を促す内容である。中曽根氏は当時、政界の「風見鶏」と呼ばれ、小派閥を率いて政権を取るため田中角栄に取り入った政治家との認識だったが、せっかく取った政権が危うくなると、「盟友」に辞職を勧告する政治家としての凄みは、なかなかのものである。

 

大兄と小生との信と義は国家及び党の危局に臨めば臨む程、益々固く深く終生血盟を以て之を貫く決意であります。」と、二人の仲を再確認したあと、「友情に甘え私見をお目にかけます 何とぞ御寛恕の程お願ひ申上ます」と書き出す。

 

 そして、「最近の裁判官は昔と異り、世論の動向に過敏であり、二審においては、情状酌量対策が必要」と説く。次に、世論調査における自民党の支持が低いことを訴え、若手の多い田中派、中曽根派には不利。もし「大兄と小生二人」が大敗北すれば、政局は大混乱になる、今度こそは、「絶対に勝たねばならぬ運命的な一戦」だと、自分の本音をあからさまに書き連ねる。まさに中曽根氏の面目躍如である。

 

 次にこれでは自分本位に過ぎると考えたか、「小生に御進退をお預けいただき」議員辞職してくれれば、「この一挙で政情は一変し、攻守は主客を転じ、選挙は確実に圧勝し得る」だけでなく、「それは又(角栄氏の)第二審を決定的に有利にし且将来の復党に備える天元の一石」だと、ちゃっかり角栄氏のためなのだと説得している。

 

最後には「大兄の生は小生の生であり、大兄の失は小生の失、その一心で(この手紙を)認めた」、「小生の涙は偽りや便宜の涙ではありません。小生の大兄に対する信情は天地神明に誓っての信情である」と締めくくり、わざわざ「事後御焼却願ひます。」とカッコ書きしている。にもかかわらず、この手紙は角栄氏の秘書が握り潰したそうだが、今ごろなぜ公になったのか。

 

この手紙が出された直後の衆議院の解散、総選挙で、自民党は大敗を喫し、中曽根氏は「田中氏の政治的影響を一切排除する」という声明を出すことになる。

 

 この手紙を読んで、政界は権力闘争の魔界だとの思いを強くするが、昭和の時代の、汚職にまみれてはいたが、ダイナミックな政治が妙に懐かしい。それに引き換え、今の政治の現状はあまりにも幼稚である。政治生命を懸ける、と口では言うが、まったく行動が伴わない。一身を投げうつ覚悟のできている政治家はどこへ行ってしまったか・・・。

 

 田舎の市会議員として田畑を減らして頑張っていた亡父の、今日は誕生日である。

 

 

2018年5月19日 (土)

(308)拉致議連を作る

大阪ブルーリボンの会では一昨年、拉致問題をテーマにした中高生対象の作文コンクールを政府に提案した。若い人たちに拉致問題を知ってもらうためである。政府拉致問題対策本部はすぐさま大臣の承認を取り予算をつけた。内閣府拉致問題対策本部が主催、文部科学省、法務省が後援して、昨年、第1回の「北朝鮮人権侵害問題啓発週間 作文コンクール」が実施された。その結果、中学校55校・作品数1,167点、高校39校・748点、計94校・1,915点の作文が寄せられたという。

 

ちなみに全国には、中学校10,325校、高校4,907校、計15,232校があり、また昭和56年から実施されている法務省主催の「全国中学生人権作文コンテスト」においては、昨年7,358校、960,390名が参加している。これらの数字に比べれば、拉致問題作文コンクールは初めてとはいえ本当に微々たる規模に過ぎない。これはこれで課題は大きい。

 

しかし、驚いたことに、大阪府において昨年、この作文コンクールに応募した学校は、何と中学校が1校だけであったというのである。拉致問題対策本部に何かの間違いではないかとしつこく訊いたが、その1校の名前も教えてくれたので認めざるを得なかった。

 

その後、情報を収集すると、教育委員会が政府からの通達を右から左に流すだけで、特に参加の奨励をしたり、結果を点検するわけでもない。学校現場の自主性に任せているといえば聞こえはいいが、要は何もしていないことが分かった。現場はやることがたくさんあり、おのずと優先順位を決めていかざるを得ず、拉致問題が上位に上がってくることはないという。作文を書かせるためには、授業でアニメ「めぐみ」などを視聴させ、生徒に考えさせる時間が必要となるがとてもその余裕はないという。

 

この事実に直面し、行政を動かしていくには、地域のリーダーである地方議員が正面から拉致問題と向き合い、啓発活動の必要性を理解することが欠かせないと考えた。年初から主要議会に要望書を出し、心ある議員に集まってもらって準備会合を2回開催し、ようやく大阪府下44自治体のすべての議員1002名に対して、超党派の拉致議連の設立と参加を求める段階にきた。全国に拉致議連はあっても、これだけの規模の議連はそうないはずで最後までしっかり準備していきたい。

 

612日には初めての米朝会談が予定されるに至り、拉致被害者救出への微かな期待が感じられるが、仮に前向きに進んだとしても北朝鮮は相当なカネを要求してくるだろうし、困難なことに変わりはない。被害者救出は政府の仕事だが、なぜ拉致被害者を生んでしまったか、なぜ取り戻せないのか、いまのままで日本は「独立国」といえるのか、日本の根本問題を考えるのは私たち国民の責務である。

 

そうでなければ、被害者とご家族の長年の苦難に応えられないし、未来を背負う若者に対して、いまのままこの国を引き継げないことを自覚していかねばならない。

 

 

 

2018年5月10日 (木)

(307)中之島まつり報告など。

今年も「中之島まつり」に、「拉致被害者を救出しよう」というブースを出しました。署名を呼びかけると例年になく反応される方が多いと感じられました。

集計の結果、3日間で署名が2,650筆、カンパが517,573円、カンパいただいた方にお渡ししたブルーリボンバッジ703個と、ここ3年間で最高の数字でした。ご協力いただいた方々に心から御礼を申し上げます。

 

最近の南北会談、予定されている米朝会談など、国際政治の動きから、多くの皆さんが日本人拉致被害者救出の最後のチャンスと考えておられることをひしひしと感じました。

日本政府は今こそ国民の願いに答えるべきときです。救出の司令塔を自ら任じている安倍首相は、政治生命をかけてすべての拉致被害者を救出してください。みんながその「結果」を待っています。

(以上、大阪ブルーリボンの会ホームページに掲載予定)

 

3日の朝に雨が上がって、3日間お天気にも恵まれたが、ここ3年の数字の推移をみると、かなりの成果である。

 

署名が、一昨年2040、昨年2130、今年2650

カンパが、一昨年348,744円、昨年366,800円、今年517,573

バッジが、一昨年464個、昨年439個、今年703

 

毎月やっているターミナル駅前等での活動では、署名を避けて通る男性が多くて失望することがあるが、今回のブースには中年男性が結構立ち寄ってくれた。彼らは決して拉致問題を避けたり、冷めてみているのではないのだ。見直した。男性が反応したことでカンパが大幅に増えたとも考えられる。

 

ただ、筆者は今の安倍さんの考え方や態度には期待を持てない。彼の認識は、日本が中心になって北朝鮮への制裁強化をやってきたから北が対話に入ってきたというものだ。これには北はすでに強く反発している。

自分の手柄話にうつつを抜かすのではなく、本気で日本自体が本当の制裁強化をすべきなのだ。粛々と、国内にいる拉致実行犯、協力者(当然朝鮮総連の人間が含まれる)を捕まえること。それをしないで、私が拉致被害者を取り返す、といくら言っても結果はついてこないだろう。

もちろんこの見立てが外れて、まもなくチャーター機で数百人の同胞が帰ってきてほしいのだが・・・。

 

 

 

2018年4月25日 (水)

(306)(続)ああ日本よ。

この10日ほどで借金時計は6000億円あまり増えている!

 

この間、国会では、財務省事務方トップの事務次官が女性記者にセクハラ言動を録音されて辞職に追い込まれた。あきれるような事態である。麻生副総理・財務大臣のクビを取ってついでに安倍総理のクビも取りたい野党が相も変わらず審議拒否を続けて国会は空転している。安倍内閣の支持率はジリジリ下がって、30%前後まで落ちてきた。しかし、だからといって野党の支持率も上がらず、「支持政党なし」が増えるという構図である。

 

昨年3つに解体されたはずの民進党が、まもなくその2つ(希望と民進)が合流し、「国民民主党」を作るそうである。名前を聞いても何をしたいのかサッパリわからない政党がまたできる。

 

昨夜のプライムニュース(BSフジ)。3人の政治学者による「混迷政治の構図と本質」はおもしろかった。なぜ官邸の意向を忖度する役人が増えたか、なぜ誰も責任を取らない政治が行われているのか、政党の存在が薄くなってしまったのはなぜか・・・。どれも「安倍一強」体制、中身としては、安倍内閣以前は100人程度だった内閣府に、今や1000人以上の官僚が集められ、どの省より強大になっている。こうした「改革」がもたらした結果だという。

 

同じ長期政権でも佐藤栄作首相(在任1964年~72年)はライバルと目される人材も、見どころがあると積極的に登用していたとの指摘があった。それがどれほどの質量だったのかわからないが、安倍氏もかつて石破氏を登用していたし、今も野田聖子氏を総務大臣にしている。人事はうまいほうだと思うが、所詮彼らはみな世襲議員で、人材を育てる能力に欠けている。一念発起して政治家になった議員は、時間があれば地元周りをせよと言われて勉強もしないし、かといって度胸もない。党の公認をもらわなければ議員になれないから、みなサラリーマン的になっている。

 

その「安倍一強体制」は飽きられた。行き詰っている。今回の日米首脳会談のインパクトはなかった。得意の外交カードももはやない。自民党内での議論も不足。ろくに議事録もとっていない組織がたくさんあるという。現状は起こるべくして起こった問題なのである。3人の学者ともそういう見立てであった。やはりお先真っ暗なのか、日本は。

 

日本の起死回生を図るなら、安倍訪朝で拉致被害者帰国!(人数としては最低50人。)それしかないはず。

 

 

2018年4月16日 (月)

(305)ああ日本よ。安倍さんよ。

日本のGDPはアメリカ、中国についで第3位なのでついついまだ世界に冠たる大国だと錯覚してしまうが、一人当たりGDPは2016年で世界第22位。先進国G7のなかでは、アメリカ、カナダ、ドイツ、イギリスに次ぐ5位、下にはフランス、イタリアのみ。その額、アメリカは一人当たり57,608米ドル、日本は38,883米ドルで、アメリカの約3分の2。(今はもっと世界順位は下がっているだろう)ああ、いつの間に。

 

あるメルマガに、北海道で高卒2年目の若者が、両手を火傷だらけにして竹輪の竜田揚げを作っている話が書いてあった。就職時には手取り月額16万円と聞かされたが、実際は11万円しかもらえず、時間外手当てもいっさいなしで働かされているという。GDPランキングだけで一喜一憂する必要はないと思うが、こんな話を聞くと日本は想像以上の格差社会であり、貧困は加速度的に進んでいると思わざるをえない。

 

折から人口推計が発表された。331日現在、12652万人。年代別では65歳以上人口だけが増えていて3515万人、全体の28%を占め、15歳未満人口はわずか1559万人、同じく12%に過ぎない。高齢者は増え続け、過度な社会保障費の恩恵に預かる一方で、財部誠一氏のホームページにアップされている「借金時計」は刻刻増え続け、まもなく1088兆円を突破する。若者の将来は残念ながらいっそう悲劇的である。

 

5年前から拉致被害者を取り返すと言って実現できていない安倍首相は、経済でも期待した成果を出せていない。二度も消費税増税を延期したうえ、黒田日銀総裁を再任し、インフレ率2%を至上命題に、国債を日銀に買い取らせてカネを撒き散らしている。こんな経済運営で将来が大丈夫なわけはない。同じ「働き方改革」でも、「首相も含めた政治家と官僚の働き方改革」が必要だと筆者には思える。

 

首相の不徳とお粗末な茶坊主官僚のせいで起きた「森友学園」「加計学園」問題で国会は空転を続けている。国民の側にも「安倍一強」を安易に受け入れたツケが回ってきたようである。日本人自身、低劣政治家と官僚にNOを突きつけるとともに、自身も「利他の精神」と「自助努力」を行なわないと子孫がたいへんな目に遭う。

 

拙ブログを1時間かかって書いているうちに、国の借金が30億円増えていた!

 

 

 

2018年4月 7日 (土)

(304)大谷翔平!

球春がスタートした。今年は大リーグのエンゼルスに渡った“二刀流”大谷翔平から目が離せない。今日は予定のない土曜日で、午前中、エンゼルス対アスレチックス戦を観ていた。何と3試合連続のホームランを打った。投手としてすでに1勝を挙げ、続く1週間で打者として4割を超える打率。ベーブルース以来、100年ぶりの活躍とくれば、日米で人気を独り占めとなるのも無理はない。

 

イチローの輝かしい活躍も色あせそうな大谷のスケールの大きさが果たしてメジャーで持続するのか、先のことはわからないが、夢を売るのがプロ野球の商売である以上、この華々しいスタートだけでもまずは満足である。

 

ただし、高校から即メジャーの道を希望していた大谷がそのままメジャーに行って二刀流でデビューできたか。ドラフト会議で他球団が回避する中、一位指名を敢行し、プロにおける二刀流とはどういうことか、共に考え、実践しよう、君ならできると大谷を説得し、立派な二刀流に育て上げて約束通りアメリカに行かせた日本ハム栗山監督の英断と育成あればこそとも思う。何より本人の能力が一番ではあるが、まわりで育てる人にも恵まれなければならない。大谷の成長に栗山監督と日本ハムの存在が必須だったし、その点でも彼は強運を持っている。

 

もうひとつ、プロ野球といえばカネ。有名老舗球団はカネにあかせて他球団から選手を引き抜き、結果使い捨てる例は掃いて捨てるほどある。普通プロの選手が辿る道は契約金、年俸の多寡で決まるものだが、大谷のエンゼルスとの契約金が、年齢制限で26千万円という低さであったことにみな驚いた。もう2年遅らせてメジャー契約ができれば巨額の契約金もありえただろうにと。(12年前、レッドソックスは松坂大輔との交渉権獲得に60億円、6年契約の年俸に60億円を支払っている。)夢のためにはカネはむしろ有害だと言わんばかりの爽やかな決断。

 

とにかく100年に一度の二刀流、大谷翔平。今年は彼の活躍ぶりを存分に楽しませてもらおう。

 

 

より以前の記事一覧