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2017年1月 8日 (日)

(249)ごまめの歯ぎしり

新年からいきなりずぼらをして今日が最初の更新です。

年末に書きましたとおり、ことしは年賀状を出すのを止めました。

年賀状をいただいた方には、以下のような「詫び状」を作り、これから投函します。

 

寒中お見舞い申し上げます

 早々御賀状を賜りありがとうございました。

昨年は申年が「去る年」になり、多くの友人や親戚を亡くし、さながら年中が喪中のようでありました。

そのうえ政府のあまりの無為無策の故に、一人の拉致被害者の救出も叶いませんでした。身勝手ながら、賀状を欠礼してしまいましたこと、お赦しください。                             

お子さま方の可愛い写真が写った御賀状をたくさんいただきました。私たちの祖国は私たちの子孫を本気で守る気があるのか、甚だ心もとなく感じます。かの国の工作員が今もなお暗躍しているというのに、スパイを取り締る法律ひとつ作れないわが政府、国会です。

何百人という数の拉致被害者の無念を思い、あと1年全力を尽くし、活動の区切りとする所存です。

横田めぐみさん拉致から40年。国民が拉致問題から学ばない限り、日本の将来はないと愚考します。

皆さまのご多幸を切にお祈り申し上げます。 合掌

  平成29年新春

 

詫び状といいながら、つい説教じみたことになって、受け取られた方から、何だ!これが詫び状か!と叱られるかもしれません。届く前のお怒りを軽減してもらえるようにここに披露させていただきました。

 

いただいた年賀状は、どれもその人となりを感じさせるものだとあらためて思いました。毎年拉致被害者のことを書き続けている筆者のような(無粋な)者は、どなたもいません。日頃の無沙汰を詫び、相手の健康を気遣い、自分の家族(特に子や孫の成長ぶりをさりげなく)のこと、趣味のことなどを知らせ、最後に今後の交誼を願うという内容のものがほとんどです。年賀状はこれが常識ですし、もちろん嬉しく読ませていただき、昔の思い出にしばし浸りました。お正月の楽しみであります。

 

その点、筆者は間違いなく変わり者だと自覚しますが、影響を受けた方がいます。新入社員のときに最初にお世話になった課長でしたが、その方の年賀状は、そのときの日本の政治状況を憂い、思いの丈を葉書いっぱいに書いて、必ず最後に、「ごまめの歯ぎしりで恐縮でした・・・」とのひとことが添えられていました。(先方の体調がすぐれないとのことで、残念ながら最近は年賀状のやり取りはしていません。)そこで「ごまめの歯ぎしり」という言葉を教えられたのですが、これは「力のない者がいたずらにいきり立つこと」(広辞苑)をいいます。

 

(余談ですが、ごまめは「鱓」と書き、カタクチイワシの乾製品のこと。お節料理でお馴染みですが、「鱓」は古来、田植えの祝儀肴として用いられたので、「田作(たつくり)」とも呼ばれます。しかし、「鱓の魚交じり(ごまめのととまじり)」という言葉もあって、これは「つまらない者が不相応にすぐれた人の間に交じること」をいうそうです。お節では「昆布巻」に次いで筆者の好物であるごまめを雑魚と扱うとは到底許せません。)

 

考えてみれば、筆者の言行はまったく「ごまめの歯ぎしり」の域を出ないのですが、今年はその歯ぎしりの音を一段と大きくして、少しでも周りに聞こえるようにしたいと思います。少々迷惑がられたとしても、老人の特権だと思っていただくことにして・・・。

 

最後に、いただいた年賀状のなかの一言から・・・

 

「初鶏の明日明日や無尽蔵  榎並舎羅

 金も名誉もないけれど、正月には明日が無尽蔵にあるよ、と言っている。

 そう信じ込んで明るく過ごしたいですね。」

・・・明日が無尽蔵と思う歳ではなくなったけれど、気持ちはそうありたいです。

 

「ブルーリボンの活動ご苦労様です。自分達一族のために『社会主義』を名乗っているのに腹が立ちます。陰ながら応援しています。」

 ・・・ありがとうございます。N先輩。

 

「今ある憲法は、子供の頃には既に存在していました。先祖や人生の先輩からのプレゼントです。」

・・・ずっこけてしまいました。

 

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

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