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2016年6月19日 (日)

(225)東京都知事辞任

二代続いて首都東京の知事が辞任となった。

一時、総理大臣候補とも言われた舛添要一知事が、政治資金に公私の区別もつかない、特権を振りかざすだけの、ずる賢い人間だとは知らなかった。げに野心家は恐ろしい。

 

東大卒の東大助教授(政治学)がメディアに頻繁に露出。

認知症の母親の介護経験も政界進出に見事に利用した。

1999年、東京都知事選挙に立候補するも落選となったが、2001年、今度は自民党から参議院比例区で当選、国会議員となる。

2007年、第一次安倍内閣で厚生労働大臣に起用される。続く福田内閣、麻生内閣でも留任。ここまでは立派な経歴ではある。

 

しかし、野心家は、臥薪嘗胆、いっときの我慢ができないと見える。

2009年、麻生内閣が衆議院選挙で大敗、民主党に政権交代したときが、彼の転換期となる。執行部批判を繰り返し、2010年、自民党を離党(のちに反党行為で除名)、新党改革を作って代表となる。新党は鳴かず飛ばずで、3年持たずあっさり投げ出す。

2013年、任期満了で参議院議員を辞め、新党代表も辞任。

 

こういう人物がなぜ東京都知事候補者に担がれたのか。不思議な話である。

2014年、猪瀬知事の突如の辞任に自民党東京都連もあわててしまったとみえる。

小泉進次郎衆議院議員などは、自民党が下野し、一番苦しい時に、党を出て行った人間をなぜ?と反対したそうだが。

 

しかし、野心家はきっちりつまずいた。天網恢恢、疎にして漏らさず。

「週刊文春」の記事がきっかけとなる。彼は最初、甘く見た。学者らしく、私は法を犯していない、乗り切れると。この傲慢さが世間をさらに怒らせた。

 

週刊誌というマイナーなジャーナリズムがここにきて、たびたび政治家の首をとる。

今回も大新聞や大テレビが、週刊誌のスクープを後追いするという滑稽さを見た。

今回の騒動で政治家はもとより、メディアの在り方も指摘しておかねばならない。

 

次の知事は誰が選ばれるのだろう。

またぞろ知名度が優先と報じられているが、一千万人を超える東京都民のなかに、

もう少しマシな人間が選ばれるような知恵が生まれないものか。

東京オリンピックは止めにします、と公約するくらいの度胸の据わった人間が

選ばれることを夢想しているのだが。

 

 

 

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